Amazon輸出無在庫ツールを使う上で注意すべきこと

Amazon輸出入コラム

目次

Amazon輸出をやる上で
最も初心者が魅力に感じるのは
やはり無在庫販売でしょう。

在庫を持たずに物販が成立するのは
Amazon輸出の大きな特徴ですし
成功する方法として
かの堀江氏が挙げている
「在庫を持たない」の条件に
合致している点も
背中を押されている感じがします。

その前提で、無在庫販売を
前向きに検討してみますが
無在庫販売で利益を上げる為に
取り組まなくてはならないことが
商品出品の「数」を増やすということです。

一つの商品がAmazonに並んでいるとして
仮に、価格等の条件が同じであれば
顧客は到着の早い方を選びます。
(FBA販売による有在庫販売)

それをカバーする為には
もう一つの要素である
「価格」を有在庫販売者よりも
安くする必要が出てくる訳ですが
前述した膨大な「数」の出品商品の
「価格」を人力で管理していくのは
物理的に不可能でしょう。

ここで「ツール」という選択肢が出てきます。

無在庫販売による
価格を改定する作業を
ツールに一任すれば
恐らく、売れる可能性は上がります。

ですが、ツールはあくまで道具ですので
使う上で注意しなくては
ならないことが幾つも出てくる訳です。

では、ツールによる無在庫販売にて
何を注意すれば良いのか
具体的に見ていきましょう。

出品することで不利益に繋がる商品

Amazon輸出 無在庫 ツール

無在庫販売にて
利益を生む為には
商品出品の数が絶対的に
必要になってくるというのは
先ほどお話しした通りです。

人によっては十万点を超えます。

ですが、何でもかんでも
出品する訳にはいかないのが
Amazonでの販売活動です。

その出品してはいけない商品を
知らずに販売していた場合
状況によっては、Amazonでの販売活動を
停止させられてしまいます。

これが俗に言う
アカウント停止(閉鎖)にあたるのですが
詳しく説明していきます。

まず、出品する前の段階では
膨大な商品を出すとした上でも
利益の出そうな商品にあたりを付けるのは
当然の行為です。

それがリサーチの工程にあたります。

リサーチこそツールを用いて
手当たり次第に差益が取れそうな商品を
抽出していく訳ですが
その段階で、利益は出るかもしれないが
危険な商品が紛れ込む可能性があるのです。

では、それらの商品を見ていきますが
Amazonではそれらを禁止商品と
定義しています。

  • リコールの対象となっている商品
  • 不快感を与える商品
  • アダルト関連商品
  • 許認可が必要な医療機器商品
  • ペダル付電動自転車
  • 犯罪行為を助長する商品
  • 海賊版商品
  • 製造者が販売を制限している商品
  • 販売権利を侵害している商品

ざっと、これだけはありますので
リサーチツールで目ぼしい商品が
見つかっても必ず仕分けの工程を
設けましょう。

リードタイムと配達時間

Amazon輸出 無在庫 ツール

無在庫は原則として
受注を受けてから仕入れを行います。

ですから、有在庫販売者よりも
当然「時間」が必要になる訳です。

まず、発送準備期間(リードタイム)という
注文を受けて発送通知を出すまでの
時間が設けられています。

この間に商品を仕入れて
発送が完了するまでの計算を
する必要がありますので
それらを見越して期間設定を行わなくては
なりません。

次に、発送してから
顧客住所に到着するまでの時間です。

無在庫販売では
殆どの販売者が日本から海外(アメリカ)へ
向けて販売を行っているでしょうから
日本からアメリカへの発送時間を考えて
ここの設定を行います。

最大32日間の期間設定が可能ですが
日本郵便の国際スピード便(EMS)を
利用することで、3-5日程度での
到着を見込むことができます。

これらは無在庫に外せない概念ですので
設定に誤りがない様に努めましょう。

VATには要注意

Amazon輸出 無在庫 ツール

アメリカだけでなく
ヨーロッパへの販売を
検討される方には、もう一つ
気を付けなくてはならない概念があります。

それが「VAT」です。

VATとは付加価値税を表しており
日本の消費税に似ていますが
ヨーロッパのAmazonで商品を販売する際には
この「VAT」「関税」
商品価格に盛り込んだ上で
販売しなくては規約違反となります。

ここでネックとなるのが上乗せ分の価格です。

概算で3,40%も高くなりますので
単純に、販売することが厳しくなりますし
そのことを考慮して、価格に盛り込まなければ
後から顧客充てに請求がきて
クレームに発展する可能性もあります。

そのクレームからは
当然Amazonに連絡が届きますので
クレームによる評価ダウンと
VATの規約違反によるダブルパンチで
アカウントへの影響は計り知れません。

特に、ヨーロッパへ向けた
Amazon輸出無在庫販売を行う場合には
注意が必要となります。

最後に

Amazon輸出 無在庫 ツール

Amazon輸出無在庫販売では
ツールを回してバンバン
売りぬきたいところですが
そうもいかないのがAmazonでの販売です。

Amazonは規約違反には
相当厳しいですし
その規約を確認してもらえれば
分かるかと思いますが
法律の条文並みに膨大な文量で
分かり易さへの配慮があるとは思えません。

結局、無在庫販売で自分自身を
守るには、自分で関連事項を
充分に勉強するしかないと思います。

ルールを理解できている人間は
どの分野でも強いものですので
Amazonで長く活動する為にも
ルールに則った行動を心掛けましょう。

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