評価の星の数を4.7から4.8に改善するだけでコンバージョンが40%強増加することが示されていました。
たった0.1でもそこまで大きく変わるのは驚きとともにレビューがいかに重要だということがわかるかと思います。
Amazonで成長し続けるブランドにとってレビューとその星の数というのは非常に重要です。
いくつか相談を受けたクライアントの事例を見てきたからこそ言えることですが、
はっきりいってしまうとレビューがついてない商品はほとんど売れない可能性が高いです。
さらに、当たり前のことですが、積極的にレビュー対策をしない限り、売れない商品にはレビューがつきません。
つまり、レビューを増やす努力をしなければ、Amazonにおける販売で成功するのは難しいでしょう。
もちろん商品がとても素晴らしく、飛ぶように売れ、レビューも勝手についてくるような優良商品を取り扱えれば話は別ですが、なかなか難しいことはお分かりいただけるかと思います。
Amazonではシステムが常にアップデートされ、複雑化し、以前と比べてレビューを得られにくくなってしまっています。
(いわゆるサクラレビューが対策され、eコマース市場としてはいい方向に向かっているのは間違いないです。)
Amazonでの競争が激化し、セラーセントラルページにある「レビューをリクエストする」ボタンを押すだけでなく、色々な施策をとっていく必要があります。
ではいったいレビューを獲得するためには具体的に何に取り組むべきでしょうか?
それでは今からAmazonでレビューを獲得する目にセラーが取るべき具体的な施策をいくつか紹介していきます。
こちらは、あくまで2022年3月現在の情報であり、Amazonのルールが更新されていく可能性があることはご承知ください。
1.Amazon Vine先取りプログラムを活用する
Amazon Vine先取りプログラムは簡単にいうと、実績のあるAmazonレビューアーに商品を提供してレビューをしてもらうプログラムです。
意外と知られていない機能ですが、非常に有用な機能です。
Vineプログラムを利用する上での注意点としては、
ハイリスクハイリターンであるという点です。
売れていない商品に対して、信頼できるユーザーから数日でレビューを獲得できる非常に有用なプログラムですが、
必ずしも肯定的な星5のレビューがされるとは限りません。Amazonで信頼のあるレビュアーですので商品に対して真摯にレビューをされます。
商品がいまいちだと否定的なレビューが入ってしまい、逆効果になってしまうこともあることを頭に入れておいてください。
とはいいつつも Vineレビュアーからの質の高いレビューは、自分では気づけなかった商品の改善点や持っている強みを再認識することもできそういった意味でも効果のあるプログラムであると言えます。
Vineプログラムを利用するための条件としては以下のものが挙げられます。
・ブランド登録済みである
・レビュー数が30以下である
・FBA納品済商品である
・商品画像と商品説明が記載されている
利用料金は親ASINごとに22000円とFBA送料さらに商品も無料で提供しますので商品代も。
2022年3月から新規出品者特典プログラムが始まり、Amazon vineの利用料金22000円分のクレジットをもらえるようです。
そのほかにも様々な特典があるようなので詳しくは
こちら(Amazon公式ページ)を参照ください。
2.商品購入者にレビュー依頼メールを送信する
購入後メールはよりたくさんのレビューを得るための古い手法ではありますが、
Amazon以外での自社商品購入者にアプローチするには今でも有効な手段です。
ただし、この方法はいくつか気をつけなければいけないこともあるので注意してください。
購入者へメールを送る際はAmazonが定めている厳格なコミュニケーションガイドラインに従わなければいけません。
ガイドラインに抵触してしまうとAmazonのシステムから一時的な制限を受けたり、酷い場合はBANされてしまう可能性もあります。
よくガイドラインを確認した上で購入者に連絡を取るようにしてください。
詳しくはこちらの
Amazonのコミュニケーションガイドラインを参照して下さい。
3.レビューリクエスト機能を活用する
セラーセントラルの注文の詳細画面から購入者へレビューをリクエストすることができます。
注意点として、このリクエストボタンは
注文を受けてから4日~30日以内でないと利用できません。早すぎても利用できないことが忘れがち。
また、chromeの拡張機能などを利用しないと一括でレビューリクエストすることが出来ないので注文が多い場合には管理が非常に面倒です。
後日一括でレビューを追加する方法を記載させていただきます。
過去に②の方法でレビューをリクエストする内容のメールなどを送った方に
再度このボタンを利用してリクエストを送るのは規約違反になることも注意。
このレビューリクエストボタンは
手間の割に効果を得られやすいので、まず初めに取り組むレビュー増加への道として最適かもしれません。
最近の調査では②のメッセージによるレビュー依頼ではなく、「レビューをリクエストする」ボタンを使用したセラーのレビュー数が41%も増加した事例があります。
参照元は英語となっていますが、気になる方はぜひ読んでみてください。
データ参照元:What is the Amazon Request a Review Button?
4.Amazon外でのフォロワーを獲得する
前述のようにアマゾンでは厳格なコミュニケーションガイドラインが定められています。
このガイドラインに抵触せずに購入者へレビューを依頼する方法がいくつか考えられます。
Amazonのプラットフォームを介して過度な依頼をすることはガイドラインに抵触する可能性が高いですが、
その他のチャネルを用いてコンタクトリストを作成することでそれが可能になります。
具体的には商品内に自社の公式LINEやInstagramのQRコードなどを載せて誘導して、
ソーシャルメディアを通すことでガイドラインを回避しつつも購入者へ直接レビューの依頼をすることができるのです。
※自社の販売サイトなどAmazon以外の販売サイトに誘導することは禁止されているのでくれぐれも注意してください。
QRコードから公式LINEやインスタグラムへ登録してくれるユーザ達はあなたのブランドに興味関心を持っている可能性が非常に高いです。
つまり、あなたのブランドからの情報を欲しがっていて投稿に反応してくれる可能性が高いということです。
ここからレビューの依頼やキャンペーンなどを行えば有用な効果が得られることはいくつかのクライアントの事例からも実証されています。
非常に有用な対策ですが、商品事態にQRコードのついたタグを同梱したりと、外部のソーシャルメディアを育てたりするのに手間がかかるのが難点です。
5.購入者にAmaozn内のメッセージ機能を用いて依頼
オムニチャネル戦略において、ポジティブなレビューを活用するために、従来からの方法を取り入れることは決して悪いことではありません。
Amazon内の機能を用いて購入者と1対1で会話するときは、問題解決や、クレーム、質問に答えるとき以外にも、レビューを残してもらうようにお願いすることもできます。定型文による対応ではなく、
出来るだけ丁寧に依頼することがレビュー獲得への第一歩だと思います。
しかし、もしすでにいくつか高評価の星を獲得している商品であれば、顧客と直接やりとりをすることはお勧めしません。
この方法は、ひとりに対して多くの時間を割かなければいけないので費用対効果としては悪いと言わざるを得ません。
どうしても評価のつかない商品などに有効な方法となっています。
やり方としては、セラーセントラルの注文詳細のお届け先の名前の欄をクリックするとアマゾン内でメッセージを送ることが出来ます。
6.ネガティブなレビューへ適切な対応をとる
商品によっては初期不良などによって否定的な星の低いレビューが入れられてしまうことがどうしてもあります。
悪いレビューが掲載されてしまった場合は、その顧客に連絡を取り、あげられた問題に適切に対処しましょう。
問題を解決しユーザーに満足を提供できれば、悪い評価をつけたそのユーザーは肯定的なレビューへと変更してくれる可能性が高いです。
悪い評価を減らすこととレビューを獲得することは一見関係ないように思えますが、
人間の心理としてみんなの評価が高いものには評価を高くつけてしまう傾向があります。
さらに、いい評価の商品が amazonで売れやすいのはみなさんご存知でしょう。
たくさん売れればその分評価がつきやすくなるのは言わずもがなです。
注意点としては、購入者の中には問題を解決した後もレビューを編集してくれない方もいるのでどこまで手を回すかは星や評価数などと相談しなければいけないことです。
7.売上を伸ばすためにキャンペーンを利用する
多くの成功したブランドは、Amazonでの商品を発売開始時に、一定期間だけ価格を下げるプロモーションを行います。限定クーポンと製品の発売を組み合わせることは、販売を促進するための効果的な方法です。購入者は、良い製品と一緒にお得な買い物をしたと感じれば、より積極的にレビューを残してくれるようになります。
さらに副次的な効果として、この方法は製品の自然検索順位を高めることにもつながります。クーポンやキャンペーンは、多くの理由で顧客を引きつけるので、オムニチャネル・アプローチの多くの側面で成長に有益になってきます。
Amazonのレビューを買ってはいけない
これまで紹介してきたレビューを増やす方法は、Amazonのガイドラインに抵触しない範囲での誠実なアプローチになっています。(2022/4現在)
Amazonではお金を払ってレビューを増やすいわゆるサクラレビューに対して非常に強い姿勢を示していて、最近ではいくつものセラーが追放されています。
絶対にレビューを買ってはいけません。
Amazonでレビューをより獲得するための7つの方法まとめ
これまでいくつかレビュー獲得方法を紹介してきました。
ここで紹介したさまざまな方法と戦略を活用して、ブランドの認知度を高め、最終的にはより多くのカスタマーレビューを獲得してくれることを期待しています。
Amazonの規約やアルゴリズムは日々アップデートされているので気をつけてくださいね。
どうしても売上が伸びない、レビューが増やせないなどAmazon内でショップを運営する中で何かお悩みなどございましたら、
ぜひ一度AMARISEのマーケティング専門チームへとご相談ください。無料相談も行っております。
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