【セラー向け】Amazonプライムデーについて準備をしよう

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Amazonプライムデーは、Amazonのセラーにとって1年で最も売り上げに期待できるビッグセールイベントです。 昨年はプライムデー期間だけで、世界で2億5000万点以上の商品が購入されたようです。

したがって、プライムデーに向けて入念に準備を進めることにはとても価値があります。プライムデー当日の対応だけでなく、前もって準備することが非常に重要です。 毎年、プライムデーでは新しいトレンドがあり、

Amazon自身のアプローチにも変化や発展が見られます。 プライムデーがどのようなイベントになるのか、見直すべきぽいんとなどこれまでに分かっていることを紹介していきます。

Amazonプライムデーはいつ行われるのか?

2020年の例外を除き、プライムデーは七月に開催されていることがわかっています。(2020年は例外的に10月。) なぜ夏に開催されるのかというと、多くのセラーにとって、この時期は売上が低迷してしまうからです。 プライムデーは、在庫を売り払り利益を生み出すチャンスとして歓迎されています。 もちろん、プライムデーがいつなのか、いつまで続くのか、明言されておらず、それはAmazonのみ知っています。

Amazonプライムデーの準備はいつから行うべきか?

Amazonはセラーに対し、6月29日を目処にAmazonFBA倉庫に在庫を送るよう要請しています。 納品以外にもやらなければいけないことはたくさんあります。 プライムデーに限らず、何事でも常日頃からの準備が重要なのはみなさん承知のことでしょう。 先ほども述べましたが、プライムデーでは一年で一番の売り上げが期待できます。

最低でも2週間、余裕があれば1ヶ月ほどの準備に時間を割いてもいいほどの価値があります。 いまからでも遅くはありません、重要になってくるポイントをいくつか解説していきます。

Amazonプライムデーで注目するべきポイント

1. セール期間中の広告費を見直す

Amazonのプライムデーでは、毎年何百万人ものユーザーがセール商品を求めてAmazonを訪れ、また、それらのユーザーの目を奪い合うセラー間の競争も発生しています。 これが何を意味するかというと広告の競争も激化するということです。 特に一部のセラーがプライムデーのために予算や入札価格を増やしがちです。

残念なことに、Amazonの広告費は年々指数関数的に増加しています。 ユーザーがAmazon上で最初に目にする20の商品のうち、広告以外の自然検索商品はわずか4つほどです。 広告コストが非常に高くなってしまったために、広告費に年間数千万ドル以上かけていたセラーが、今では広告に全くかけなくなってしまったという例も見ています。

プライムデーに向けて、入札戦略を慎重に検討し、入札価格の上昇や予算不足など想定外の事態を避けましょう。 売れ筋商品や利益率の高い商品については、最もパフォーマンスの高いキーワードで競争力を維持するために通常時以上の広告費を支払う価値があるでしょう。 しかし、それ以外の商品に関しては、他のキーワードに力を入れたり、売れ筋商品のために広告資金を再配分する方が良いかもしれません。

日頃からさまざまなオプションで広告のテストすることで、どのような入札戦略が最も売上を伸ばす可能性が高いかを事前に確認することができるようになります。 もちろんセール時のデータを取ることで来年のプライムデーはより良いものへと昇華できるはずです。 セール時以外には広告費の幾らかを新規テストに回すことをオススメしています。

2.全ての商品ページが最適化されているか確認する

当たり前のことを言いますが、あなたのブランドがユーザーに対して与えられる第一印象は一度きりです。 プライムデーは人の流入が多く、これまで出会ったことのない新規顧客との出会いの場になっています。その第一印象の効果はかなり重要なものになるでしょう。 タイトルから重要なキーワードが抜けていたり、写真がイマイチ伝わりづらかったりすると、何十人、何百人もの潜在顧客があなたの商品ではなく、競合の商品をクリックするでしょう。

写真やキーワードが完璧であなたの商品をクリックしたとしても、分かりづらい説明文や商品ページのせいで、競合から購入する可能性があります。 定期的に商品ページに不備がないか、改善すべき点がないかをチェックすることはとても良い習慣です。 面倒で後回しにしている方もプライムデーが近づくこの機会に、是非一度見直してみてください。 商品ページを改善することで広告の効果もアップするはずです。下記記事を参考にしてみてください。

3. 競争力のある価格に設定する

プライムデーは、買い手側からみるとお得なことばかりです。セラーの皆様も1ユーザーとして買い手側に回ることも多いのではないでしょうか。 セラーの立場からすれば、利益を上げることが常に最大の目標ですが、 プライムデーでは、販売の質よりも量を重視する傾向が強くなることを忘れないでください。

競争力のある価格で販売数を伸ばすことは、短期的にはROIを低下させるかもしれませんが、 これらの売上によって 多くの商品レビュー、ブランド認知、商品ランキングの向上が望めます。 長期的な目で見ればこれ以上ない利点となるでしょう。 競合他社がどのような価格設定をしているかを常にチェックし、余裕のある製品については競合他社に負けないような価格設定を心がけましょう。 価格はセール前に提出することになっていますが、セール期間になったら競合の価格をチェックしてクーポン等を利用して価格を調整してください。

4. Amazon以外のプラットフォームで広告・プロモーションを行う

プライムデー期間中ほど、広告やSNSプロモーションを行うのに最適な時期はありません。 ブラックフライデーなどのホリデー期間もこれらのプロモーションを行うのに適していますが、第4四半期はすべての小売店とも競合することになります。

プライムデーはAmazonだけのものなので、多くセラーは広告予算全体をAmazon広告に集中させます。 昨年ほとんどのセラーがAmazon広告に集中し、広告価格競争が激化する中で、 Amazon広告の代わりにFacebook広告やinstagram広告など、他のツールを使用して商品へのトラフィックを増やし見事に売上を増加させたセラーを拝見いたしました。

Amazon広告の入札競争を回避して、サイト外の広告を利用して、商品やAmazonブランドストアに直接誘導する方法を試すのも効果的な戦略と言えるでしょう。

5. トレンドが何かを常に追っていく

Amazonでのトレンドは、Amazonのおかげで簡単に把握することができます。 Amazonのメインページの左上にある「すべて」のドロップダウンメニューから、「ランキング」、「新着商品」、「人気度ランキング」の商品に簡単にアクセスすることができます。  Amazonトップ左上「すべて」をクリック。  これらのページでは、特定のキーワードやニッチな分野でのランキングが閲覧可能なので、Amazonで販売しているカテゴリーの新商品や注目商品を確認することができます。

取り扱っている商品の中に、今話題の商品を補完するものはありますか? 現在の流行に沿った新商品を展開してくための時間はあるのか?もうすでに売れきっている商品をゼロから開発していくのは少し遅いかもしれません。 何がトレンドなのかを知ることは、広告や取扱商品のアップデートを検討するのに役立ちます。

6. 季節外れの冬用商品も売れる?

何がトレンドなのかを知り、そのトレンドを活用することはマーケティングの基本です。 しかし、プライムデーにはあらゆる種類のものを探している何百万人もの潜在的な購入者がサイトにやってくることを心に留めておいてください。

プライムデーにおいては、多くの顧客が実際の必要性よりもお買い得感で動いているため、季節外れの商品であっても販売数を伸ばすことが期待できます。 売れ筋商品と関連性の高い商品に100%全精力を傾けてしまうのは間違いです。 プライムデーでは、バーゲンハンターをターゲットにして、人気のない商品や季節外れの商品を売り出す絶好の機会として活用することも考慮してください。

Amazonプライムデーの後にすべきこと

1. 価格の再調整

Amazonプライムデーが終わった後には、価格の調整が必要な場合があります。 競合セラーに対抗するために下げた価格は、通常の水準に戻すことを忘れずに。 逆に、プライムデーで売れなかった商品はこのまま販売を続けていてもあまり売上の向上は見込めません。在庫を一掃するためには、さらに安い価格にする必要があるかもしれません。

どのような場合でも、プライムデー後の数日間と1~2週間後に再度価格を設定することは、プライムデー後の売上の落ち込みを避けるために非常に重要になってきます。 セールの販売データと照らし合わせて価格を再調整してください。

2. Amazon広告を見直す

広告にも先ほどの価格の再調整同じルールが適用されます。 基本的にはプライムデー後には入札価格を通常のレベルに戻すべきですが、セール時の販売パフォーマンスに基づいてこれまでの戦略と変更する必要がある場合もあります。広告予算とプライムデー後の状況を正確に反映させるために、キャンペーンを必ずアップデートしてください。

3. 在庫の問題を解決する

プライムデーでの売れ行きは未知数の部分があることが否めません。期待以上のパフォーマンスを発揮する商品もあれば、全く売れないような商品も出てきます。 好パフォーマンスを発揮した商品に関しては、在庫不足の商品をできるだけ早く補充することで、売上を落とさないようにしましょう。 在庫過多の商品は価格を見直す、または削除することで、Amazonの保管料での失敗を避けるようにしましょう。

4. 第4四半期のためのメモを取る

セールスの成否に関係なく、プライムデーが終わった後には、素晴らしいデータを取得できているはずです。 何がうまくいき、何がうまくいかなかったのか、また、最もよく売れた商品と売れなかった商品の利益率を正確に把握すしておきましょう。

夏の暑い時期にはまだまだホリデーシーズンという感覚はありませんが、第4四半期はすぐそこまで来ています。プライムデーでの成功や失敗を、10月に行われる次のAmazonセラーズイベントに向けて、在庫や広告、商品作りの判断材料にしてください。

まとめ

最後までお付き合い頂きありがとうございます。 出品者向けにAmazonプライムデーで準備をするべきポイントやその後の活かし方など解説してきました。 プライムデーは年に一度のビッグチャンスです。 準備不足でうまくいかないことがないようにしっかりと計画・戦略を立てて臨みましょう。 「セール時に広告まで手が回らない」 「セール時に状況に応じて24時間体制での広告管理がしたい」 などのお悩みがある方は是非一度こちらまでお気軽にお問い合わせください。

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