Amazon輸出価格改定ツールとしてのアマトピアの活用方法

アマトピア活用法

目次

アマトピア「価格改定」ツールでの肝となる部分について以前詳細に説明してきましたが今回も同様に外せないポイントとなっています。

アマトピアをベースにして説明していきますが商品コンディションに合わせた価格改定を行う意味から改定モードでの「最安とカート」の活用法。

限界価格が外せない理由から重量と無在庫販売の関連性まで一つずつ丁寧に説明していきます。

商品コンディションについて

Amazon輸出 価格改定 ツール

アマトピアでは新品と中古品は、別の商品として分けた改定体制を取っています。

これは、Amazon輸出販売者である皆さまからしてみれば説明の必要もないかもしれませんが如何に、最安価格に合わせた価格改定ができたとしても、コンディションが合わなければ適当な値付けと変わりありません。

例えばこれを見てください。
(分かりやすい様に日本で説明します)

Amazon輸出 価格改定 ツール

新品の最安値が「3,236円」で
中古品の最安値が「2,621円」です。

新品で出品している人が中古品価格の「2,621円」を付ければそれは直ぐに売れるでしょう。

ですが、顧客はあくまで新品は新品の中で価格を見ていますのでこの場合では「3,200円」にすれば充分です。

コンディションを無視した価格改定は本来得られるべきであった利益を失いますのでこの概念が必要になる訳です。

カート価格と最安価格

Amazon輸出 価格改定 ツール

価格改定の「改定モード」にはマニュアルとオートという選択肢がありますが「オート」に設定した場合参照する価格を自動で選択します。

自身のアカウント評価が50未満である場合には最安価格を、50以上であればカート価格を参照します。

このことから言えることはカートボックスの取得確率はアカウント評価数「50」を境に変化する可能性が高いということです。

Amazonでは、カートボックス獲得について指標を公開してはいないのですが弊社の統計データから言いますとアカウント評価50且つ評価率95%以上でカート獲得の土台に立てるといったイメージです。

オートに限らずマニュアルでの選択であっても自身のアカウント評価に応じて戦略を変えるべきであり売買を重ねるごとに、優位性は増していきます。

取引数が膨大になっていきそれでいて評価が良好であれば評価率は95%-98%位に落ち着くはずです。

評価数の部分は最初は中々厳しいでしょうからアマトピアの「レビュー依頼」ツールをご利用されることをお勧めします。

評価を貰うのは以外に大変ですので注文して頂いた顧客には追客メールを送ることが重要になってきます。

最低価格

Amazon輸出 価格改定 ツール

価格改定を行う上で自分の想定した最低限の利益を確保する為に必要な価格帯があると思います。

「最低価格」はその安全装置になるツールです。

例えば、改定モードで最安価格を参照価格として設定していたとしますと投げ売りをする様な販売者も出てきます。

この場合、限界価格を設定していないことで思わぬ価格で売買成立してしまいますのでこの様な悪影響は絶対に避けなければなりません。

トレード(為替や株式)の世界ではここまで含み損が広がったら損切しようというラインを設けます。

その水準のことを、ストップロス(SL)と言いますがこの概念と考え方は同じです。

アマトピアも価格改定を「ツール」で行っている訳ですので同じくFX等を自動で売買するツールで考えてみます。

これをEA(ExpertAdvisor)と言うのですが自動でトレードを行うだけでなくどこで利益を確定させるか(TakeProfit)どこで損失を抑えるか(StopLoss)という基準をツール内に設定することで安全な運用が実現できるという訳です。

ちなみにFXのEAでは詐欺まがいのものも多いですがアマトピアはその面ではご心配なく。

送料モードと無在庫販売の関連性について

Amazon輸出 価格改定 ツール

アマトピアには、送料モードという費用として掛かる送料をAmazonから得られる重量データと照合して算出するツールがあります。

価格改定ツールを無在庫販売で活用するとしますと発送方法には多くが「EMS」を選択されると思います。

無在庫販売ではFBA販売者と比較して仕入れから発送に掛かる時間のハンデが少なからずありますのでそれを埋める意味でもEMS(国際スピード郵便)を使います。

送料モードには実重量か容積重量を選択する項目が備わっていますがEMSでは必ず、実重量が採用されますので「実重量」を選択して費用計算をします。

無在庫販売はFBAとは違って注文ごとに商品個別で発送しますのでそのままAmazonからの商品重量が活きてきます。

ここまでは完璧ですがもう少し突っ込んで考えますと重量を決定する要素は商品だけでなく、その周りの梱包資材等の重量も合わせて送料が決まります。

商品の重量によって大体、使う梱包資材は決まりますので段ボールの重さ、納品書、EMSの伝票まで考えるとパーフェクトと言えますね。

ちなみに、段ボールの重さを一例として挙げますがこの様な感じです。

  • 宅配60: 約230g
  • 宅配80: 約306g
  • 宅配100: 約536g
  • 宅配120: 約696g

付け加えますとEMS伝票は以外にも15g位はしますし段ボールは一部をカットするだけで10-20gは減らすことができます。

この細かい部分までケアする考え方は商品点数がかさんできた際に非常に大きな意味を持ちますので是非、この機会に身につけてください。

他にも、EMS送料は切手で支払う等もコストカットとして有効な方法です。

送料モードは利益計算に欠かせない項目となります。

Amazon輸出無在庫ツールとして利用する際のポイント

最大のポイントは仕入れ価格を参照しつつページ内のカート価格に合わせたりそれより安い価格に変更できる点です。

新品であれば利益率5%未満、中古であれば利益率15%未満で停止するのが一般的です。(消費税還付分は除いた値なのでその分はそのまま利益になります)

仕入れ先が日本のAmazonの場合は商品リサーチ機能で簡単に見つけることが出来、出品から価格改定までシームレスに設定を行うことが可能です。

しかしASINが繋がっていて商品リサーチツールで簡単に見つけることが出来る商品は他の人も簡単に見つけることが出来る商品であり競合が増えやすい商品でもあります。

そのためアマトピアではAmazonでASINが繋がっていない商品をまとめてエクスポートできるのでその商品を社内のスタッフやクラウドワークスなどで見つけた外注パートナーの方などに依頼して見つけてもらうことで差別化を図ることが可能です。

逆にツールで見つけることが出来る商品を手動で見つけてもらっていてはコスト的に勿体無いのでツールで見つけることができる商品はツールで見つけるようにしましょう。

最後に

Amazon輸出 価格改定 ツール

前回の二大要素とは違って細かく重要となる要素についてお話ししてきましたが如何でしたでしょうか。

これらの項目は無在庫販売の価格改定を支える重要なポイントばかりですので一つとしてないがしろにしないでください。

一つ一つをしっかりと抑えることでライバルセラーとの差別化に繋がります。

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