Amazonで競合セラーの販売数や売れている商品を調べる方法

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Amazon販売において「どんな商品が売れているのか」を知ることは非常に重要です。

どんな商品が売れているのか、人気があるのかは、調査や分析を行う事で分かります。

しかし、調査の方法が分からない、分析方法が分からない、という方は多いでしょう。

 

こちらでは、Amazonでライバルの販売数や売れている商品を調べる7つの方法について、詳しく解説していきます。

競合セラーの商品の在庫数を見れば、販売数や売上の予測ができます。

そこから、販売動向や今後の売れ筋商品の予測、対策を練ることができるでしょう。

 

 

Amazonで「売れている商品」を調べる重要性

Amazonで物販ビジネスを行うのであれば、流行や需要の予測が必須となります。

流行や需要を分かっていないと商品が全く売れなかったり、過剰に在庫を抱えてしまう可能性が高くなるからです。

流行や需要を掴むためには「どんな商品が売れているのか」を知り、分析したり予測をする事が大切になります。

 

流行や需要の予測が正しくできていれば、在庫を抱えたり過少在庫によって販売機会を損失する事はなくなります。

在庫を抱える=キャッシュフローが悪化するので、仕入れの支払額が大きくなり売れ残りが増えるので、ビジネスを続けることが困難になるでしょう。

安定してAmazonで稼いでいくためにも、売れている商品から需要を予測し仕入れを行う事が重要となります。

 

Amazonで売れている商品を見つけるには?

Amazonで売れている商品を見つけるには、Amazonランキングを参考にしたり、競合セラーの商品を調査にするといった方法が有効です。

Amazonランキング上位の商品が売れている商品である事はもちろんですが、ランキング上位の商品は競争率が高く一般セラーではまずカートを取得できません。

 

しかし、同じような商品を扱っている「競合セラー」が出品している商品の中で売れている商品があれば状況次第で参入できるしょう。

ライバルの販売数や売上を調べることで「売れている商品」を見つけ出すことができます。

 

Amazonでライバルの販売数や売れている商品を調べる方法

Amazonでライバルの販売数や売上を調べる方法はいくつかあります。

  1. レビュー数からAmazonの販売数を予測する
  2. 競合セラーの在庫数から予測する
  3. Amazon売れ筋ランキングから予測する
  4. Amazonビジネスレポートから予測する

 

レビュー数からAmazonの販売数を予測する

Amazonで販売されている商品の「レビュー数」から、売れている商品を予測する方法です。

Amazonに限らずECサイトの多くにはレビュー機能があり、商品を購入した感想や使用した感想が書かれています。

商品のレビュー数が多いほど、たくさん購入されていると予測できます。

 

Amazonのレビュー投稿数から具体的な販売数を予測する基準は、商品によって異なります。

商品を購入した人の中でどれくらいの人がレビューを書いてくれるか、考えたことはありますか?

 

一般的には、商品を購入した人の中でレビューを投稿するのは1~2%と言われています。

なので、商品が100個売れたら1、2個レビューがつくというイメージです。

 

Amazonでは商品ごとに「販売開始日」の記載があるので、販売開始日とレビュー数でおおまかな販売数の予測ができます。

例えば販売開始日が1月1日で現在が5月1日だとすると、販売から4か月経過している事になります。

その間にレビューが10件ありレビューの投稿率が1%だとすると、4か月間で1000個の商品が売れていると予測できるので、1か月あたりの販売数はおおよそ200個になります。

 

例としてレビューの投稿率を1%で計算しましたが、実際には商品によって異なるのであくまでもおおよその販売数を予測するときに有効な方法となります。

 

競合セラーの在庫数から予測する

Amazonの「カート機能」を利用すれば、競合セラーの在庫数から売れている商品を予測する事ができます。

カート機能というのはAmazonで商品をカートに入れたとき、カートページに購入したい商品と在庫数が表示される機能です。

 

在庫数が30個以下の場合

在庫数が30個以下の場合は、下の画像のように「残り○○点」という表示が出ます。

調べたいショップからカートに入れて、カートページから再表示すれば在庫数が分かります。

 

在庫数が30個以上の場合

在庫数が30個以上の場合は、表記が「在庫あり」だけになってしまうので何個在庫があるのか確認する事ができません。

そこで、調べたいショップからカートに入れてカートページから確認する方法があります。

 

まず、カートに商品を入れてカートページを開いたら、数量を「999」にして更新します。

実際に在庫がある数しか購入できないので、「この出品者のお取り扱い数は50点です」などといった表示が出ます。

これが実際の在庫数となります。

 

「在庫あり」だけしか表示されていないと在庫数が分からないと思われがちですが、このようにして簡単に在庫数を調べることができます。

Amazon売れ筋ランキングから予測する

Amazonのランキングを見れば、商品がどれくらい売れているのか大体の予測ができます。

売れ筋ランキングは、商品の詳細ページ下の方に掲載されています。

(一度も売れていない商品は、ランキングが表示されません。)

ただし、Amazon売れ筋ランキングは1時間毎にデータが更新されているので注意が必要です。

時間によっては上位だったはずの商品が下位になっている事もあり、一時的にランキングが上がった商品もあります。

 

Amazon売れ筋ランキングを一回見ただけで判断するのではなく、何回かランキングの変動をチェックしたうえで判断すべきです。

1日・1週間・1か月という単位でランキング変動をチェックすると良いでしょう。

 

レビュー数や在庫数、ランキングなどを定期的に観察していると、商品の売れ行きが分かってきます。

Amazon売れ筋ランキングは商品カテゴリーごとに分かれているので、競合セラーの商品のランキングを分析していくにあたって自分の感覚で売れる商品が分かるようになるでしょう。

このジャンルの商品であれば、大体○○位なら売れていると判断できるな、といったように目安を立てていくと調査しやすいです。

Amazonビジネスレポートから予測する

Amazonでは、販売促進に役立つさまざまなレポートをダウンロードする事ができます。

中でも「Amazonビジネスレポート」は、売れている商品の予測に役立ちます。

 

Amazonビジネスレポートを見るには、セラーセントラルから「レポート」>「ビジネスレポート」を開きます。

ちなみに、ビジネスレポートは大口出品者しか使えません。

 

使い方としてまずは、販売数を予測したい商品を出品します。

商品を出品すると「セッション数(商品ページを閲覧した訪問者の数)」を取得できます。

このセッション数は自社のショップだけではなく、同じ商品を扱っている競合セラーのショップも含まれているので大変参考になります。

 

例えば、月のセッション数が1000人で注文数が1%の商品があれば、月に10個売れている計算になるでしょう。

さらに、セッション数だけではなく「ユニットセッション率」にも着目します。

ユニットセッション数=注文された商品数 ÷ セッション数なので、注文数が10個でセッション数が1000人であれば、注文率は1%と言う事が分かりますね。

 

つまり、ユニットセッション率が高い商品=売れやすい商品だと判断できます。

商品がどれだけみられているか、どれだけ購入されているかを知る大きな手掛かりとなるでしょう。

 

Amazonの競合セラーに販売数を知られたくない場合

このようにして、あらゆる方法で販売数を特定する事ができましたが、逆に言えば自社の商品も競合セラーに販売数を特定されてしまうという事です。

Amazonの競合セラーに販売数を知られたくない場合、完全に隠すことは難しいですがバレにくくする方法なら存在します。

 

前述で、Amazonの競合セラーの在庫数を調べる方法をご紹介しました。

在庫数が30個以上ある商品に関しては、一度カートに入れて数量を999にすることで、本当の在庫数を知ることができました。

 

しかし、中には同じように試しても「この出品者からは、ご注文はお一人様2点までに制限されています」という表示が出る商品があります。

こうなっている場合、上記の方法では在庫数を把握する事はできません。

このようにお一人様あたりの制限数を設定すれば、在庫の状況が競合セラーにバレる事はないでしょう。

 

具体的な方法としては、まずセラーセントラルにログインし「在庫」>「在庫管理」を開きます。

在庫数を隠したい商品の右端にある「詳細」の編集を開いて、出品情報にある「最大注文個数」を設定すれば完了です。

これで、在庫数が30個以上のときに在庫数がバレることはありません。

 

また、最大注文個数を設定する事は、いたずら注文や嫌がらせ注文を防止する役割もあります。

FBA販売の場合、注文が入ったものの支払いが行われないと、数日間の間「保留」となってしまいその分の商品が販売されません。

全ての在庫を保留状態にされてしまうと、商品が在庫切れとなって売上やカートボックス獲得率が下がってしまいます。

 

最大注文個数を設定すれば、こういった嫌がらせやいたずらを防ぐことができるので、是非設定しておきましょう。

 

Amazonの競合セラーの在庫数を追跡してくれるツール

ここまで、自分で調査をして販売数を予測する方法を解説してきましたが、ツールを使って競合セラーを分析する方法もあります。

データの正確性や効率を考えると、在庫追跡ができるツールを使った方が良いでしょう。

  • 在庫チェッカー
  • アマトピア「在庫追跡ツール」

 

在庫チェッカー

在庫チェッカーは、商品名やASINを入力するだけで商品を何個仕入れれば利益が出るのか、を正確に導き出すことができるツールです。

具体的には、商品ページのショップの数、販売価格、各ショップの在庫数を取得できます。

 

ショップ毎の在庫数を日々自動で追跡してくれるので、一か月間在庫数を追跡すれば「一か月の販売数」が導き出せます。

 

アマトピア「在庫追跡ツール」

アマトピアの「在庫追跡ツール」は、特定の商品ページの商品の販売数や価格、ランキングの変化を日々追跡してくれるツールです。

Amazonの在庫数の増減から自動で販売数を予測します。

 

自己出荷の商品は在庫数を自由に変更できるのであてになりませんが、FBA出品者の場合は在庫数の減少≒売れた数なので、正確な販売数を導き出せます。

なお、日本Amazonだけではなく、世界のAmazonに対応しています。

 

最後に

Amazonで競合セラーの販売数や、売れている商品を調べる方法について解説しました。

自分で調査して分析する場合は、レビュー数だけ、ランキングだけで判断するのではなく、在庫数などの情報も含めて総合的に判断したうえで予測すると良いでしょう。

 

予測を重ねていくうちに、感覚で「どれくらい売れているか」が分かってくるはずです。

また、在庫追跡ツールを使えば自分で記録をしなくても自動で記録してくれるので、効率的に在庫追跡・売上予測ができます。

作業時間と効率を考えて、在庫追跡ツールを使うのもありでしょう。

 

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